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キルギス共和国は、シルクロード関連文化遺産に加え自然資源にも恵まれ、海外観光客数は2008年から 2018年の間に約240万人から約695万人に増加した。一方、標記業務の対象地域であるチュイ州の同国観光セクターにおける存在感は小さく、観光商品・インフラ・人材等の開発も限定的である。しかし、高山や湖といった自然資源が観光商品開発の中心である同国において歴史資源や遊牧民文化も活用した観光商品の多様化を図るためには、世界遺産「シルクロード：長安-天山回廊の交易路網」の構成要素が複数箇所存在するチュイ州の観光開発は重要となる。標記業務は「チュイ州持続可能な観光マスタープランの策定および必要な組織体制の整備」「マスタープランに基づいたパイロット事業の実施」「持続可能な観光開発ロールモデルとしての周辺国への展開」を図るものであり、パデコは「観光人材育成戦略」「観光インフラ」「環境社会配慮」の各分野を担当しながらマスタープラン策定を進めている。