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インドの大都市では道路交通需要の拡大に伴う交通渋滞が深刻な問題となっており、経済損失ならびに大気汚染・騒音等の自動車公害による健康被害が深刻化している。このため、渋滞緩和および都市環境の改善を図るための公共交通システム整備が必要となっている。インド政府は3年行動計画（2017年4月～2020年3月）において、増加する輸送需要への対応や安全性・エネルギー効率・社会環境保全の観点から公共交通整備を重視しており整備予算の拡大を見込んでいる。これまでも同国内の複数都市において我が国の支援によるメトロ整備が進んでおり、また計画されている。標記業務はデリー高速輸送システム建設事業（フェーズ 4）およびベンガルール地下鉄建設事業（フェーズ 2）について、事業費、実施方法（調達・施工）、環境社会配慮等の観点から事業実施機関の計画策定を支援するものである。パデコは、都市鉄道計画、機械/車両、環境社会配慮、事業費積算、業務調整/運営維持管理の各分野を担当しながら事業の全体統括を行った。