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バングラデシュ人民共和国では急速な都市化に対しインフラ整備が追いついておらず、都市機能および自然環境の悪化が生じている。特にナラヤンガンジを含む中核都市では、ガバナンスやマネジメント、技術面における能力不足、法制度の不備により、都市サービスを効率的に提供できていない。標記業務は、ナラヤンガンジ中核都市（NCC）を対象に、ADBの融資によりNCC が実施する予定のインフラ開発事業について準備調査（住民移転等必要な環境社会配慮を含む）、詳細設計および事業者選定の支援を行ったものである。標記業務で対象としたインフラ開発事業は「シタラクシャ川沿いの道路整備事業」「既存上水道施設の改善および表流水を水源とするシステムへの切り替え事業」「重点地域における都市排水の排除および処理事業」であり、NCCのインフラ開発事業実施・管理能力強化プログラムの策定も行った。加えて、NCCへの上水道事業移管予定を踏まえ、PPP事業の実施を視野に入れた組織体制、条例・規則および水道料金に関する検討も検討を行った。