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都市化、工業化に伴う、不十分な排水処理や水死汚染の増加によって生じる水環境の悪化はベトナムの首都ハノイでは大きな問題となっている。日本政府はODAを活用して1997年からハノイの水環境改善に向けた支援を行ってきた。３つの下水処理場が当時運用されており、それにくわえて、２つの処理場建設を計画している。下水処理サービスの拡大に伴い、顧客満足度が高い、持続的なサービスマネジメントが重要な問題になりつつあった。
本調査は、ハノイの下水処理セクターの現状と将来計画や、下水処理システムの持続的・効率的な運営に向けた行動計画、同セクターの官民連携計画の調査や、施設建設計画及び建設・維持管理費用の概算見積を目的として実施された。