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ヨルダン国内企業の輸出にかかる競争力の強化及びビジネス環境の改善を通じた投資促進は、成長が見込まれる産業の活性化のみならず、雇用機会の創出にも貢献することが期待され、重要性が高い。
加えて、本調査開始期より全世界に蔓延した COVID-19 の感染拡大は、ヨルダンを含むあらゆる国の経済・社会にも大きな変化を与えた。こうしたコロナパンデミックによるヨルダンおよび周辺国への影響を加味し、コロナ後の成長産業の考え方・支援の方向性へと反映させるべく、COVID-19 による状況に関しても情報収集・確認を行うものである。

本調査はヨルダンの投資促進及び貿易関連産業の振興にかかる基礎情報を①新規市場開拓を含む貿易の拡大ポテンシャル、②成長ポテンシャルのある産業の特定、③ビジネス環境（貿易振興政策・投資インセンティブ、制度・許認可手続き等）の観点から収集・分析し、貿易振興・投資促進に係る現状と課題を整理した。PADECOは調査全体の方針決定・管理を含め、貿易振興、市場動向、ビジネス環境整備、産業振興を担当し、ポストコロナに有望と考えられる産業の洗い出しと選定、セクターの課題と支援の方向性策定を実施した。