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バングラデシュにおける既存主要港湾の能力は、同国の経済成長を支えるには不十分である。よって同国政府は輸出入量の増加に対応するため、国際協力機構（JICA）の融資によりマタバリ新港およびアクセス道路の建設を決定した。PADECOは、当該アクセス道路25.7km区間の詳細設計、入札支援および建設施工管理を担う共同事業体の一員である。

PADECOの担当する業務は以下の通りである：
- 交通分析：車種別交通量調査と軸重調査の実施、将来交通需要予測、適切な舗装構造および舗装厚の設計
- 環境配慮：大気汚染や騒音を含む環境影響評価の実施および緩和策の策定、環境影響評価（EIA）・環境管理計画（EMP）・環境モニタリング計画（EMoP）に記述された環境および社会的責任の特定、施工時におけるEMPの効果モニタリング
- 社会的配慮と住民移転：詳細設計に基づいた住民移転計画（RAP）の作成更新、迅速な用地取得に向けた準備、事業の影響を受ける人々への補償・支援手続きに係る準備、用地取得・強制移転・補償活動のモニタリング