プロジェクト検索詳細

タンザニア国中央鉄道のキロサ－グルウェ間を並走する河川は、雨期の突発的洪水の多発や、堆積土砂による河床上昇と川幅拡大によって、軌道・橋梁・建物に洪水被害を毎年もたらしている。洪水による鉄道サービス運休はインフラの老朽化・維持管理不足と並び、近年の急激な輸送量の低下に繋がっている。被災のたびに施される応急修繕は政府の財政負担になっており、抜本的な洪水対策が求められていた。標記調査では、中央鉄道の洪水対策と軌道改修を目指す円借款プロジェクトの設計を目的として、詳細な水文調査及び土質動態調査を基に洪水対策のための代替ルートを選定し、対策工の概略設計、円借款対象事業の審査に向けた事業計画の策定を行った。