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メトロセブは、フィリピン第二の都市圏であり、2010年現在、約255万人を擁する経済中心地であるとともに国際的な海洋リゾートとしても有名である。一方、近年の急速な都市化や人口増加により、都市開発、交通、廃棄物、排水等の分野で課題を抱えており、環境配慮型の持続可能な都市開発による早期の問題解決が求められている。　本調査は、2011年10月に締結された横浜市とJICAによる開発途上国の都市課題の解決等を目的とした連携協定および2012年3月に締結された横浜市とセブ市によるセブ市の環境に配慮した持続可能な都市づくりを目指す連携協定に基づき、セブ市からJICAに対し要請があったもので、メトロセブの持続的な環境都市構築に資する情報収集・整理を行うものである。　具体的には、メトロセブの地域特性を近隣競合都市と比較分析し、市民、経済界、NGO等のステークホルダーが目指す、環境に配慮した持続可能な包括的都市開発ビジョン・戦略の策定および主要な開発課題の抽出を参加型アプローチにより行うことであった。