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新型コロナウイルスの流行以来、遠隔教育や通学と自宅学習を組み合わせたハイブリッド型教育へのニーズが高まっている。これに伴い、地域間格差是正を目的としたデジタル技術の活用が重要視され、教科書や教材のデジタル化が途上国でも進展する見込みだ。JICAはこれらの状況に対応するため、無償資金協力を活用して遠隔教育の推進とデジタル教材の活用に必要な環境整備を検討しており、そのための情報収集・確認調査を実施した。対象地域はラオス、カンボジア、パプアニューギニアなど12の国・地域で、各国の遠隔教育に関する実態や課題、政策を調査し、開発パートナーの対応状況を確認した。また、関係機関へのヒアリングを通じて、遠隔教育政策の実施状況と中長期的な計画、支援ニーズを把握し、事業実施機関の体制や予算状況を調査した。