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本プロジェクトでは、カンボジア国における理科教育の授業の質を高めるため、小中学校教員養成校（計24校）の教官・校長研修、及びパイ ロット中学校（36校）の現職理科教員・校長研修を実施した。本案件では小中学校理科教員や教員養成校教官の 専門知識・授業能力に関する問題点、および教員養成校教官の能力開発や動機付け要因、教員養成カリキュラムにおける課題などを多角的に分析し、そうした問題群を包括的に解決するために探求型理科授業（＝科学的思考力の強化）と授業研究（＝校内研修強化）を導入し、教員養成校理科教官・中学校理科教員の能力強化を行った。また、本案件で行った理数科教育に関する関連プロジェクト・プログラムとの連携と調和化は援助協調のモデルとして教育省からの賛辞を受けた。さらに探求型理科授業や授業研究はその後の教育省プログラムや他ドナー案件により引き継がれ普及が進められた。