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ブルンジ国 ブジュンブラ港改修竣工式 New

2024/10/24Information

2024年10月9日にブルンジ国ブジュンブラにて、無償資金協力によるブジュンブラ港改修竣工式が行われ、ブルンジ側からはエヴァリステ・ンダイシミエ大統領他主要な閣僚、日本側からは福島功駐ブルンジ大使、安藤直樹JICA理事、塩塚美那子JICAルワンダ事務所長(ブルンジ兼轄)らが出席されました。株式会社パデコ(幹事会社)および株式会社エコーは、コンテナターミナル、船舶修理施設、迂回排水路の詳細設計を実施し、入札書類の準備を担当しました。
港湾の改修工事は、ワールド開発工業株式会社が担当し、2019年に着工しましたが、Covid-19 の影響による中断や想定外の湖面水位上昇等による修正設計等の困難を乗り越えながら完成しました。
ブジュンブラ港は、タンガニーカ湖の北端に位置し、同湖最大の港ですが、老朽化が進んでいました。また、周辺国の急激な経済発展により取扱貨物量も増加していたため、コンテナターミナル、船舶修理施設、迂回排水路を整備することにより、ブルンジ国だけでなく周辺国との貿易の促進や輸送コストの削減、ひいては、SDGs ターゲットの9.1, 9.aに直接貢献するものです。

株式会社パデコは2012~14年にかけてタンザニアおよびブルンジを対象とした物流マスタープラン(JICA技術協力プロジェクト)を策定支援しましたが、このブジュンブラ港湾整備もこの物流マスタープランで提案されたもので、ダルエスサラームから内陸国に伸びる中央回廊の物流拠点整備の一つです。これに加え、東アフリカ地域での貨物車軸重協定の統一、国境施設(ワンストップボーダーポスト)の運用人材育成、タンザニアやルワンダでの道路整備など、アフリカ地域の物流市場における上流(計画段階)から下流(施工監理・運営支援)まで一気通貫のサービスを提供しています。


  
ブジュンブラ港改修完工式の横断幕 会場でスピーチする
エヴァリステ・ンダイシミエ大統領
会場でスピーチする福島功大使 会場でスピーチする安藤直樹JICA理事

エヴァリステ・ンダイシミエ大統領と握手する 重永社長 ブジュンブラ港(2017年11月) ブジュンブラ港(2024年9月)

関連リンク:JICA HP

注:SDGs ターゲット9.1:全ての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラを開発する。
SDGs ターゲット9.a:アフリカ諸国、後発開発途上国、内陸開発途上国及び小島嶼開発途上国への金融・テクノロジー・技術の支援強化を通じて、開発途上国における持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラ開発を促進する。