プロジェクト検索詳細

カトマンズ盆地では人口増加に呼応した旺盛な交通需要と未発達の道路ネットワークが相まって、深刻な交通渋滞が発生している。このため、持続可能な都市開発とともに、交通渋滞緩和のための効率的かつ効果的な公的介入が急務であった。JICA は、2019年1月より調査を実施し、同盆地における都市交通セクターの改善に資する、短期・中期・長期の３つの視点で候補事業が検討された。
「短期：技術協力事業や民間連携事業となる交通管理改善施策や公共交通サービス改善施策」
「中期：有償資金協力事業としてのフライオーバーやアンダーパスなどの立体交差事業」
「長期：上記事業と整合性を確保した都市鉄道システム整備事業」

こうした背景を踏まえ、パデコは標記業務において主に以下を実施した。
・都市交通の現況、既存調査や組織体制のレビュー、交通モデル構築の為の交通調査の実施
・立体交差事業による整備効果や都市開発の影響を評価するための交通需要予測
・交差点の立体交差事業の必要性の検討、及び最適な代替案の基本設計の提示
・交通管理改善や公共交通サービス改善となる技協・民間連携事業等、短期の候補事業の提案
・都市鉄道システムに関する代替ルート検討に関する関係機関との協議、計画、ルート提案