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スリランカ鉄道マスタープラン策定プロジェクト

鉄道
東南アジア・南アジア
発注者名 アジア開発銀行
国・地域名 スリランカ
スリランカ政府はアジア開発銀行(ADB)に対し、同国鉄道部門マスタープランの作成を支援するよう依頼した。鉄道システムは、93%が道路輸送に依存する同国において輸送インフラの重要な部分を占める。スリランカ政府は公共交通および鉄道サービスの改善を通じ、旅客・貨物輸送の需要に対応することを戦略と位置付ける。PADECOはADBからの依頼を受け、既存の鉄道運行体制およびインフラの評価、ならびに鉄道部門の開発フレームワークの作成を行った。

PADECOは、2020年から2040年に向けた戦略的鉄道整備計画を作成した。この計画には貨物輸送、旅客輸送、組織改革等の分野が含まれ、スリランカ鉄道の組織構造および財務状況のレビュー、運営・財務効率化に向けた提案が主な構成要素となる。また将来の輸送需要に対応するための、鉄道インフラ、車両、保守に係る仕様評価も含まれる。計画ではさらに、マルチモーダルな接続性、運賃構造、モード間効率の改善についても検討された。PADECOは包括的な交通需要予測分析を実施し、将来の鉄道ニーズ評価のための調査も行った。この枠組みには、土地利用計画および鉄道資産管理計画の作成も含まれる。長期マスタープランの実施に向けた5か年事業計画では、スリランカ鉄道近代化のための改革投資がフォーカスされている。