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ミンダナオ島はフィリピンで2番目に大きな島で2,000万人以上の人口を抱えるものの、内戦と経済低迷により同国で最も高い貧困率（39%）に直面している。近年の発展にもかかわらず、Mindanao 2000計画における多くのインフラ開発目標は、計画の不備、財源の不足、民間セクターの投資不足により達成されないままである。本プロジェクトは、国道の改良を通じてミンダナオの経済成長を促進し、ADBのStrategy 2020に即したフィリピン政府による道路ネットワーク改善およびインフラ強化の支援を目的としている。また、ASEANハイウェイおよびBIMP-EAGAプロジェクトを通じた地域連携、持続可能な交通の促進、道路インフラの強靭化にも重点が置かれている。

本プロジェクトは、ミンダナオ西部における道路500km区間のプレFS設計および道路マスタープラン更新の2つの要素で構成される。PADECOは共同事業体のリード企業としてプロジェクトマネジメントを担当、JV構成企業間の調整を行った。また、セキュリティ計画および小地域連携に着目した戦略計画のレビュー、気候変動アセスメント、地域技術者の能力開発を実施した。