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2022年2月10日は、バングラデシュと日本の外交関係樹立から50周年、さらに2023年にはJICAの対バングラデシュへの協力開始から50年の節目の年であった。JICAのバングラデシュに対する協力は、全JICA協力対象国の中で第2位の規模となっており、この間、バングラデシュの経済発展も著しく、2024年には最貧国LDC（Least Developed Countries）からの卒業、さらに2041年までの先進国入りを目標と掲げるほどの成長を遂げた。また昨今では同国の大きな国内市場を視野に、製薬、バイク製造、建設分野などで日本企業の進出が続いており、民間レベルでの交流が活発化している。

本調査はJICAの50年の協力の節目として同国の経済社会の発展に対するJICAの貢献について、統計情報ならびに協力プログラム単位での成果を記録資料として後世に残すこと、さらに、取りまとめられた協力成果（およびその分析結果）の一般市民への発信を通じて、日・バ両国の信頼関係強化と、官民それぞれのレベルにおけるさらなる友好関係の構築を目的として行ったものである。