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金融包摂強化プロジェクト(第1期)

官民連携・民営化
東南アジア・南アジア
金融包摂強化プロジェクト(第1期)
発注者名 独立行政法人 国際協力機構
国・地域名 東南アジア・南アジア
バングラデシュ人民共和国は国土の大半が熱帯モンスーン気候に区分され、雨季には熱帯低気圧が発生し特に沿岸部は影響を受けやすい。また、ガンジス川などの大規模な大河によって形成された世界最大の三角州に位置している為、降雨による河川の氾濫が起こりやすいがゆえに災害を受けやすい地域となっている。同国の貧困層は大型サイクロン等のショックに対し、友人や親族、マイクロファイナンス機関、インフォーマルレンダー等からの借り入れ等を行うことで対応しているが、これらの事後的な対応策では不十分かつ不安定であると指摘されている。ポリ・コールモー・ショハヨーコ基金(PKSF)は機関としてパートナーのマイクロファイナンス機関を通じ、貧困層の金融包摂に取り組み、同国における貧困削減、とりわけ気候変動及び自然災害に脆弱な貧困層のリスクへの対応力強化に向け取り組んでいるが、そのための専門性・実施能力等が不足している。

本プロジェクトでは、サイクロンによる洪水や暴風の影響をより受けやすい南部地域をプロジェクトの拠点に定め、被災後の生活再建に必要な補償サービスを調査の末に計画・立案した。貧困層の気候変動等のリスク軽減のため、金融及び非金融サービスを組み合わせた開発、政策、法制度等の改善、実施機関であるPKSFのマイクロ保険提供能力の向上目指す。また、金融及び非金融サービスが提供されるメカニズムの整備を図り、もってこれらのサービスの利用促進に寄与することを目的としている。