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中央アジア地域経済協力(CAREC) 域内の通過貿易円滑化支援

運輸・交通計画貿易・越境交通情報通信技術
東アジア・太平洋地域東欧・中央アジア
中央アジア地域経済協力(CAREC) 域内の通過貿易円滑化支援
発注者名 アジア開発銀行
国・地域名 モンゴル, 中華人民共和国, アゼルバイジャン, ジョージア, キルギス, ウズベキスタン
業務の背景・目的
中央アジア地域経済協力(CAREC)地域の連結性強化・貿易円滑化を妨げる要因の一つとして、各国の通関手続きが挙げられる。当該地域においては、適切な通関ITシステムと相互運用可能なデータ共有システムが欠如している上に、複数の財政的保証が必要となり、任意の管理手数料が発生していた。また、税関の営業時間が短く、非効率な物理的検査による越境交通の遅延が課題となっていた。かかる背景の下、鉄道コンテナ・トラック・貨物等の遅延を最小限にする改善策の策定、並びに貿易円滑化及びコスト削減を図るための単一地域保証メカニズムの開発に取り組む必要があった。

業務の概要
・標記業務において、以下を実施した:
・主要産業・経済開発に基づくCAREC回廊における輸送量の分析
・クロスボーダー交通の法的・制度的枠組みに係る情報収集・分析
・単一地域保証メカニズムであるCAREC Advanced Transit System (CATS)の検討・提案
・アゼルバイジャン、ジョージア、カザフスタンがホスト国となる保証メカニズムのパイロット実施

上記タスクを実施するにあたり、産業・貿易・輸送に係るデータ分析、税関、運輸省、貨物輸送協会を含む関係機関との広範な協議、CAREC回廊沿いの全10カ国における課題抽出を行った。それら分析結果を用いた国際道路輸送連合(IRU)、世界税関機構(WCO)、金融機関、政府職員などの輸送保証関連機関との協議、CATSの実現可能性に係る検討を行った。