プロジェクト検索詳細

バングラデシュの主要インフラ事業であるパドマ多目的橋建設事業（PMBP）は、同国南西部地域と他地域の接続を目的としている。本橋梁の延長は約6.15 kmであり、14 kmにわたる河川改修工事と13.6 kmの接続道路建設が含まれる。パドマ橋は4車線の高速道路と三線軌条鉄道、さらにガス、電力および通信ラインを支え、構造形態は上層に道路、下層に鉄道が通る二層構造の鋼トラス橋である。径間150mの41スパンで構成、42本の橋脚に支えられており、大口径鋼管杭が100～115mの深さに達する。さらに、道路・鉄道用の接続高架橋（延長3.68km）はプレキャスト・プレストレストコンクリート製ビームおよび鉄筋コンクリート製床版で構成される。

本プロジェクトは、橋梁本体、接続高架橋、道路、河川改修および橋梁端部施設の5つの建設工事契約で構成される。なお本橋梁には、料金所、サービスエリア、および維持管理スタッフのための施設も含まれる。

MSCコンサルタントはバングラデシュ橋梁公社（BBA）に対し、プロジェクトマネジメント、予算・財務管理、品質管理、支払証明書のレビュー、契約に係る助言、紛争・クレームの解決、社会保障措置計画（環境、住民移転等）の実施、BBAスタッフのトレーニング、PMBPにおける社会経済的側面に関するモニタリング・評価（M&E）プログラムの設計と管理の支援を行った。PADECOは契約管理、環境および住民移転監視、社会的保障計画に係る専門知識を提供し、進捗報告書作成、クレーム管理、および環境アクションプラン実施における支援を行った。