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シップリサイクルに関する情報収集・確認調査(一般競争入札(総合評価落札方式))

社会・環境保全ガバナンス・行財政
東南アジア・南アジア
発注者名 国際協力機構
国・地域名 インド
シップリサイクルとは寿命を終えた船を解体し再利用することだけではなく、造船、海運に於ける老朽化船舶の更新、不健全な船舶の排除等に重要な意味を持つ。中でも、インドは世界の約30%を占め、その97%がグジャラート州アラン・ソシア地区で処理されており、同州の重要な産業のひとつとなっている。
しかし、解体処理の過程で発生する労働者の死傷事故や船舶解体に伴う海洋汚染、様々な有害物質等の除去・保管・処理方法等が問題視されてきた。これらの問題を解決するため、国際海事機関(IMO)において、我が国主導の下、新条約策定作業が進められ、2009年5月に、「2009年の船舶の安全かつ環境上適正な再生利用のための香港国際条約(仮称)」(通称、シップリサイクル条約)が採択された。
かかる状況下、グジャラート州における同産業の重要性から、解体ヤード並びに廃棄物処理施設の整備を含めた改善に関し、インド政府より「シップリサイクルヤード改善事業」の支援要請があった。円借款事業を想定して今後の支援につなげていくために不足している情報の収集を行い事業実施体制への協力スキームの提案を行った。
主な業務内容は以下のとおりである。
1. プロジェクトサイトおよび周辺の自然条件・環境社会配慮調査及び試験
2. 条約適合施設の整備によるシップリサイクル需要と供給の予測分析
3. 条約適合施設となるために検討が必要な施設及び作業手順の整理
4. 日本側・インド側負担事項の整理