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東部アフリカ地域の経済統合にむけて、各国は、貿易円滑化に資する輸出入貨物と通過貨物の円滑な通関に取組みつつ、税収確保のための適正な通関、不正輸出入の防止を目的とした国境管理に努めている。JICAは国際貿易の円滑化に向けて三段階の支援を実施した。①2007年から2009年、ケニア、タンザニア、ウガンダの歳入庁へ税関職員・組織の能力向上プロジェクトを実施した。税関ICTシステムの構築、共同国境管理の試験事業の実施、ワンストップボーダーポスト（OSBP）貨物管理モデルの構築や、情報分析・HS分類・関税評価のための組織能力向上も実施した。②2009年から2013年、税関職員・組織の能力の強化と、通関業者のコンプライアンス水準と能力向上が行われ、③2013年12月から、東アフリカ共同体5カ国の要請を受け、OSBPの対象陸路国境における運用、域内税関能力の向上、域内資格認定制度枠組みの整備を実施した。